鍼灸施術の治療的作用って?
こんにちは、からんこえ鍼灸院の水口です。
今月の講習会での資料をもくもくと作っています。
今回のテーマは「風邪をひいたときにできる東洋医学的対処法」というのにしました。
というのは、風邪をひくと最近はコロナの影響で「風邪ひいたんだ」と気軽に言えなかったりとか咳コンコンしたりだとか、鼻水ずるずるしていると「風邪症状の方は入店をお断りします」だとか「少しでも風邪症状があれば学校、幼稚園を休んでください」だとか、誰しもコロナに感染しているのではないか?みたいな風潮があるから、早く治したいんだよっていう話からここにつながりました。(個人的な意見です)
よく、こんな世の中で経済回っていたよなーと思いますが、私自身も他人ごとではありません。私が風邪ひいたら代わりのスタッフがいないので予約キャンセルになりますからね~
そんなこんなで、早く治せるツボはないのか?!と来たもんです。
ツボで治るなら医者いらないですけど(笑)ってなりますが、早く治したいなら自分自身をよりいたわることですよね。
なので、日頃私自身が使っている風邪のひき始めに使うツボを紹介することにしました。
11月25日になごや子育てオンラインのまめっこさんのところでやりますので、ぜひズームでご参加ください。
申し込みフォームはこちら↓
さて、資料を作りながらいろんな本や文献を引っ張りだしてくるのですが、そこで目に留まったのが「鍼灸施術の治療的作用」です。
なんだったかなと見てみると、
生体組織、器官の機能の異常を調節し、本来の生理的な状態に回復させる作用であり、疾病の状態と治療目的により以下の諸作用に分ける。
といったもの。(はりきゅう理論のP69 より)
その作用とは、
①調整作用(調子を整える作用)
・興奮作用
・鎮静作用
②誘導作用(血液誘導作用)
・患部誘導法
・健部誘導法
③鎮痛作用
④防衛作用
⑤免疫作用
⑥消炎作用
⑦転調作用(調子を転じる作用)
⑧反射作用
いっぱいありました。。。
こんなに作用があったって知ってる人何人いるんですかね~
ちなみに、これは現代医学的な実験科学により証明された機序を治療的立場から見てまとめたものだそうです。
当院は、スポーツや肩こり腰痛など外傷の患者さんは割と少人数で、多いのはアトピーや睡眠障害などの自律神経の乱れの方は比較的多く見られます。
なので、⑦の転調作用が一番使われているかなと思います。
自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、体質を強壮にする作用です。
鍼灸は奥が深いです。
参考資料:はりきゅう理論
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